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執筆者の写真Ayumi Takiguchi

頑張ることと頑張らないことのバランスが大切【コミュニティ活動記録vol.3】


ヨガ・瞑想コミュニティ「えん」の活動記録です。


クラスのテーマや、クラスのはじめにお話しした内容のまとめになります。

今回のクラステーマは「修習と離欲」です。



雨の日のヨガは静寂が深まりやすい



今日はコミュニティクラス3回目の開催でした。

前回に引き続き和室のお部屋で90分のクラスを行いました!

お天気は雨予報でしたが、予定より早く雨が上がり、GWが始まったということもあり静かな空間でヨガをすることができました。



修習(アビヤーサ)と離欲(ヴァイラーギャ)


さて、今回のクラステーマは、修習(アビヤーサ)と離欲(ヴァイラーギャ)です。


これは、ヨガ哲学の実践において全てに当てはめることのできる考え方です。

修習は、努力を続けること。

離欲は、結果に対する執着心が芽生える前に、こだわりを手放すこと。

ヨガ哲学の教えの中には、「執着しないこと(アパリグラハ)」や、「修行・鍛錬すること(タパス)」というものがあります。

この2つを実践していく上で、修行や鍛錬を続けるためには目標やこだわりが必要不可欠となり、目標やこだわりがあると執着心が芽生えやすいという矛盾に気付くことがあります。


目標を達成するためには、ある程度の熱量がないと、目標に向かって行動しつづけることが難しいですよね。

しかし、頑張っても目標が達成できない時には苦しくなったり、目標を達成したと思ったらもっと大きな目標ができてしまいプレッシャーを感じたりするなんてこともあります。


【努力は続けるけど執着しないこと】←これを練習する方法が「修習と離欲」の実践です。


陰陽で考えると、修習は陽で、離欲は陰です。

それぞれのバランスが重要で、頑張りすぎると疲れてしまうし、脱力しすぎてしまうと無気力になってしまいます。


頑張りながらも、いつでもそれを手放す心構えを持っておくこと。

努力をしながらも、苦しくなる前に休む時間をとること。

マットの上での練習に当てはめるなら、動的なポーズ→静的なポーズを繰り返すことで練習できます。


また、ポーズの形を追求すること(修習)と、ただ見守ること(離欲)と、1つのポーズで修習と離欲の時間を作って練習することもできます。

この修習と離欲をマットの上で練習していくと、マットを降りた後の日常生活でも上手に活用することができます。


例えば、仕事が忙しい時、一生懸命頑張ることは「修習」の時間です。

しかし、忙しいからと言って、プライベートの時間をすべて仕事に費やしてしまうと、体が疲れるだけでなく、心も疲弊してしまいます。

疲れから、余裕がなくなってイライラしてしまったり、不注意から怪我をしてしまったり……。

そんな経験がある方もいるかもしれません。


【頑張ること】と【頑張りすぎること】は、違います。


是非、マットの上で「修習と離欲」を練習し、日常の中でも意識して過ごしてみてください。

ヨガのポーズを調整する際、呼吸に意識を向けます。

呼吸に意識を向ける余裕があるということは、頑張りすぎていないということとイコールです。


仕事が忙しいときこそ、呼吸に意識を向けてみてはいかがでしょうか?

頑張る時間と、休憩する時間、メリハリをつけることが、心のバランスを保ってくれますよ♪



瞑想姿勢が修習と離欲の集大成



「瞑想姿勢」は、骨盤が安定して背骨が穏やかに伸びた状態ですが、実はこの姿勢が「修習と離欲」が絶妙にバランスをとって共存している状態です。


瞑想をする姿勢では、力むことができません。

瞑想をする姿勢では、悲しむことはできません。

瞑想をする姿勢では、怒ることができません。

瞑想をする姿勢では、無気力になることができません。


どうしようもなく、感情がコントロールできない時は、姿勢を瞑想的な状態に整えることで落ち着かせることができます。

メンタルコントロールのテクニックとして、瞑想を取り入れてみることもおすすめです。



コミュニティクラスのスケジュールは、こちらからご確認いただけます。

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